【レビュー】『おうちCEOで「私」史上最高の働き方』の概要や感想は?

リモートワークや副業など、ここ最近で色々な働き方が増えてきたて、「場所や時間にとらわれずに何かできることをチャレンジしたい」と思ったことありませんか。
一方で、「一体何をしたらいいんだろう……」「はじめの一歩がでない……」と悩んでいたら、宮本佳実さんの著書『おうちCEOで「私」史上最高の働き方』がヒントをくれたり、後押しをしてくれたりします。
・時間や場所に縛られない自由な働き方に興味がある
・おうちで何か起業してみたい
・新しいことに挑戦したいけど勇気がでない
当てはまるものがあれば、ぜひチェックしてみてください。モヤモヤしていた気持ちが「自分でもできるかも!」という前向きな気持ちになれますよ♪
『おうちCEOで「私」史上最高の働き方』の概要
『おうちCEOで「私」史上最高の働き方』の著者である宮本佳実さんは、一般的な企業で務めた後、パーソナルスタイリストというファッションアドバイザーとして起業し、現在はその起業力を活かしてビジネスコンサルや女性の働き方に関して情報発信しています。
本の中では、今の働き方に不安を抱えているアラサーの会社員「ふわ子さん」が、自分らしく好きな場所で働いて年収1,000万円の「お姉さん」との出会いをきっかけに「おうちCEO」を知ります。
そして、お姉さんからのアドバイスを受けながら、自分の好きなこと・得意なことを活かした新しい働き方を実現させていくストーリー仕立てになっています。
【ポイント1】おうちCEOってなに?
CEOといえば、最高経営責任者。
言葉だけ聞くと、なんだか堅苦しいイメージですよね。
でも、宮本さんがいっている「おうちCEO」というのは、自分の好きなこと・得意なことを活かして自宅にいながらスタートできるような「スモールビジネス」を指しています。
つまり、一般的な「起業」としてイメージされる事業計画書をしっかり書いてオフィスを用意して……といったものではなく、たとえば、手作りアクセサリーを販売してみたり、スキル販売してしてみたり、自分にできることや趣味をもとに自分の働き方を決めていく自由な働き方です。
【ポイント2】自分の起業タイプを知ってラクラク起業
『おうちCEOで「私」史上最高の働き方』の中で、「自分の起業タイプ」を知ろうという章があり、多くの人が次の3つに当てはまることをお話されています。
A:経営者タイプ
B:タレントタイプ
C:マネージャータイプ
チェックリストが用意されているので、本を手に取ったらぜひやってみてください。そして、タイプ別に自分はどんな働き方が向いているのかを発見できます。
面白かったのが、同じ資格をもった人でも、これらのタイプによって必ずしも同じ働き方ではないという例え。
タイプが違うからこそ不得意なことがあってもよし、できないことにフォーカスをあてるのではなく、「自分の強みや特技を活かす」ことや「チームで働く」ことが重要であることが分かります。
【ポイント3】行動ができない?行動したけどうまくいかない?
何か新しいことを始めようと思っても、不安がつきものですよね。
そんなときに、最初の一歩を踏み出しやすくなる方法や考え方についても学ぶことができます。
たとえば、自分の声に傾ける方法や理想の未来を先取りする方法、みんなが実践しているやる気スイッチなど、本の中にはいくつかワークが用意されているので実際にやってみるとワクワク楽しい気持ちになれます。
なかなか行動できない時って、目標の設定や、理想とする未来の設定の仕方があまりということが結構多いの
おうちCEOで「私」史上最高の働き方
また、実際に行動はしてみたものの、順調にいかないときもありますよね。ついつい、自分を責めてしまいがちですし、やっぱりダメかも……と諦めてしまいそうなとき、そんな時の向き合い方やスタートした事業を上向きにしていく方法などのヒントもありました。
「失敗のデータ」は貴重です。「うまくいかなかった理由」こそ貴重な情報なのに、落ち込んでその貴重な情報をみすみす逃すなんて、本当にもったいない!!
おうちCEOで「私」史上最高の働き方
『おうちCEOで「私」史上最高の働き方』を読んでみた感想
まず、会話方式・ストーリ仕立てで進むので、一気にスラスラと読めてしまいました。
そして、宮本さんの経営者としての視点とポジティブな思考法により「自分にはきっとできない」と後ろ向きになっている自分を前向きにしてくれるので、読んでいて明るくなる一冊です。
本の中に登場するふわ子さんも、実際の宮本さんも共通しているのが「行動する」ということで、その結果、理想としていた未来を実現しています。小さなことであっても、行動するって大事だなぁと実感しました。
それから、ワークやチェックシートなどが適宜用意されているので、この本を通じて講座を受講しているような感覚になりました。本を読んでいるだけだと、インプットで終わってしまいますが、アウトプットすることでそれがまさしく一つの行動に変わってきます。
まとめ:『おうちCEOで「私」史上最高の働き方』はどんな人におすすめ?
『おうちCEOで「私」史上最高の働き方』は、自分自身や自分の働き方のタイプを知ること、自分はどうしたいのか、何に力をいれればいいのか考えるきっかけをくれる一冊です。
起業というと、難しさや失敗などをリスクを伴うから自分には関係なさそうと思ってしまいがちですが、お自宅でできる小さな範囲からでもいいんだ、と考えることができるようになります。
既に何をするか決まっている人や自分のタイプを理解している人にとっては、物足りない内容になってしまいますが、「何をはじめたらいいのか分からない、モヤモヤするけどどうしたらいいのか分からない」と悩んでいる人にはおすすめです。
ちょっと勇気がほしい、理想を実現させたい、という方はぜひチェックしてみてくださいね。